海外在住者で、日本の通信サービスを解約してしまっている時、一時帰国するときには新たな通信手段を契約する必要があります。
eSIMはポケットWifiや有形のSIMに代わるグローバルな移動の際の主流な通信手段になりつつあります。
本記事では、eSIMプリペイドサービスPovoを使った感想、2022年の一時帰国が決まって申し込んでから開通するまでの手続きについてシェアします。
一時帰国でeSIMが使えるとこんな感じ
成田空港に着陸したとき、隣の旅慣れた感じの欧米系ビジネスマンが、機内でドアが開く前に真っ先に家族に「東京に着いた」とメッセージしていました。
日本人の私でもまだ通信していないのにすごい!と思ってしまいました。
日本に住んでいない人だとすると、事前にeSIMかグローバルに使える有形SIMを購入してから渡航していたのかもしれません。
- 空港について、荷物を持ちながらお店を探してうろうろするのはしんどい。
- Wifiルーターを借りると容量は安心だけど、返すのも手間になる。
- 空港で現地のSIMカードを買おうとすると、高いものに勧誘されそうだし英語も自信がない。
eSIMはこのようなわずらわしさを解決してくれて、Wifi環境さえあればどこでも開通手続きができるようになります。
eSIMについての詳細はこちらの記事で解説しています。
また、2024年には他のプリペイドeSIMサービスを使用しました。こちらに比較を紹介しています。
私は2022年に帰国した際は、まだコロナの影響があり、事前に登録したQRコードを見せる手続が必要でしたが、その待ち時間で開通できました。
次に具体的な手順を紹介します。
eSIM申し込みから一時帰国まで
一時帰国を計画している海外在住の人のTwitterの投稿で、eSIMの存在を知りました。
空港到着後、Wifiで手続きをしてすぐ使えるようになったとのこと。
受け取りや店舗での手続きがいらないのは、時間の効率もいいのでとても魅力的でした。
楽天モバイル、LINEMOなど色々な会社が対応しているようなのですが、私はau系列のサービスであるPovoを、Twitter繋がりの方に紹介コードをもらったこともあり使うことにしました。
SMS認証で日本のサービスを利用したいものがいくつかあったので、日本の番号を取得でき、ポケットWifiとあまり変わらない値段でネットや電話を利用できるのも魅力的でした。
ただ、この時点では本当に空港で自分で手続きできるのか不安でした。
紹介コード「 L8FJDJ47」を使ってpovo2.0へ新規加入のうえ、SIMカードまたはeSIMを有効化するとデータボーナス100GB(3日間)1回分とデータ使い放題ボーナス(24時間)が最大5回分もらえます。
帰国した日の空港でのeSIM開通手続の様子
空港に到着して、Wifiがつながる状態になると、すぐに繋いで利用開始の手続きを始めました。
こちらにPovoの開通マニュアルがあります。事前にブックマークなどしておくと、空港で慌てずに手続きできます。
内容は、iPhoneの場合設定の画面に必要なコードをコピペして何度か貼り付けるもので、テクニカルな知識がない私でもマニュアルを見ながら5分ほどで完了しました。
iPhoneにはまだマレーシアのSIMカードが入っている状態なのに、電波は日本のものが通じている感覚はなんとも不思議な体験でした。
日本に到着してからは、必要に応じて回線を使う、使わないを切り替えることができます。(図は2回線とも有効にしている状態です。)
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eSIM開通 帰国前に確認したい注意点
1.本人確認に余裕を持って申し込む
日本のサービスは、書類とカメラ撮影などで本人確認が必要になることが多いです。
Povoの本人確認の手続きは1日ほどで完了します。具体的には、出国3日前の夜に本人確認を提出し、翌朝には手続きが完了していました。
空港に着いてから本人確認手続きとなるとすぐに使えないことになるので、海外からの出国前に、本人確認を済ませておきましょう。
2.長期間使用していないと利用停止となる
基本使用量が0円で、都度トッピング(チャージ)して使えるサービスですが、長期間利用していないと停止となり、番号が利用できなくなることがあります。
会社により基準が違うので契約時に確認しておきましょう。
最後のトッピングの有効期限から180日以降経つと番号が利用不可能になります。
参考:過去に複数のトッピングを購入しています。長期間(180日間)トッピング未購入の対象になるのはいつからですか?
当ブログでは、他にも海外生活・海外旅行に役立つ記事を掲載しています。
eSIMプリペイドサービス Povoを使った感想
到着して空港ですぐ開通した時は、そのスムーズさに感動しました。
試しに音声通話もすぐにしてみましたが、問題なく通話でき、電波も関西にいた時も関東にいたときも特に支障ありませんでした。
私が海外在住者としていいなと思ったことは、海外クレカでもトッピングの支払いがOKだったことです。
たまに、日本の会社だとオンライン決済で日本の銀行に紐づくクレジットカードしか受け付けてくれないことがありますが、海外クレカが使えると日本円に両替したり、日本のクレジットカードを用意する必要がありません。
複数台使用したいのでポケットWifiを検討している方は、テザリングできるかも気になるかと思いますが、Povoからタブレットに問題なくテザリングして使用できました。
データの容量は、気にせずに使いたかったので10日間ほどの使用でしたが30日間25GB 2700円のものを購入。結果的にデータは余ってしまいました。
ポケットWifiでも3000円以上はかかるので予算内でした。もっと長期で滞在する方にはポケットWifiよりメリットが出そうです。
海外在住で、到着してすぐに日本の電話を使いたい場合、ぜひPovoを検討してみてくださいね。
「ご紹介コード」を使ってpovo2.0へ新規加入のうえ、SIMカードまたはeSIMを有効化するとデータボーナス100GB(3日間)1回分とデータ使い放題ボーナス(24時間)が最大5回分もらえます。(2024年現在)
私のご紹介コードは 「 L8FJDJ47 」です。
補足:海外に戻って機種変更したときはeSIMはどうなる?
2024年の今も、何度かの一時帰国の時に使用し、トッピングし続けてpovoを使用しています。
2023年にはiPhoneをマレーシアで機種変更しました。
店舗にはeSIMを引き継げるシステム(クイック転送)もあるものの、手続きを行おうとした時間がなんとサービス時間外で、そのままでは新機種に引継ぎできませんでした。
受付時間:1:00~2:50、7:00~23:50
そこで、アプリからカスタマーサポートに問い合わせ、eSIMの再発行をしてもらいました。
海外でもローミングでSMSが受信できるので、翌日から問題なく使用できることを確認しました。
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