30代女性が単身で海外就職するまでのリアルな記録 英語力・国選び・面接内容・ビザ【2020】

海外で働く
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本記事は、大学まで海外に出た経験がなく英語が話せなかった私が、30代ではじめて海外就職をし、マレーシアの企業で現地採用の営業として働くことになったときの記録です。

マレーシアを選んだ理由や面接など選考の過程についても時系列で記録しています。

  • 海外就職のエージェントや進め方が知りたい
  • 海外就職は未経験分野でも大丈夫?必要な英語力は?
  • 実際に行動して決まるまでどのくらい時間はかかる?

という悩みがある方に向け、海外就職に興味がある方にむけて詳細に書きました。

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海外就職までの海外経験と英語力

私の簡単な経歴を紹介すると

大学まで海外経験なく英語話せない
→オーストラリアにワーキングホリデーで海外に免疫ができる
→日本で就職(派遣・契約・正社員・フリーランス)
→海外就職決定
という流れです。

オーストラリアに1年住んで語学学校に行き、ウエイトレスなど簡単なアルバイトの経験はあったものの、海外で本格的に働くことは憧れ止まりでした。

また、マレーシアには旅行で数日滞在した経験はありました。

海外就職となると、家族が必ずしも賛成ではない、ということもよくある話です。私の場合の体験談をこちらの記事で紹介しています。

また、英語学習をどうしたか、という点については体験談をKindle書籍にしていますので、参考になれば嬉しいです。

なぜマレーシアを海外就職先に選んだか?

マレーシアを選んだ理由は、理論的に消去法でです。

 海外就職するには、就労ビザが必要となりますが、これが海外就職のキーポイントとも言えます。 

就労ビザの取得は、一般的には外国人には専門知識が求められます。(業界や職種にもよります)

東南アジアには日系企業が多く進出しており、専門職だけでなく営業職・サービス系などオフィスワークの募集も多くあります。

専門的な技術はまだまだだっものの、数年経験した営業やマーケティングの経験をいかし、さらにスキルを身につけて、潰しがきくキャリアを目指したいと考えました。

 そして、海外就職をした2020年の前年の2019年くらいから、X(当時のTwitter)で海外在住の人をフォローして、情報を集めていました。

そして、国の条件を洗い出しました。

  • ビザの取りやすさ
  • 英語の通じる国
  • 温暖な国(冬が苦手です)
  • 日本に帰る時遠すぎない国

で絞っていった結果、

  • シンガポール
  • インドネシア
  • マレーシア
  • フィリピン

が候補となりました。

旅行で行ったことある国は、マレーシアとフィリピン。この2つの国を特に意識していました。

海外で生活しているYoutuberや、海外に住んでいる人のX(当時のTwitter)での様子を見て「治安が良く住みやすい」と評判だったので、マレーシアに決めました。

2020年に渡航後のマレーシアの様子をKindle書籍で紹介しています。

海外就職エージェントへの登録と時期

海外就職には、大きく2つの採用方法があります。

日本に拠点のある企業に雇われて海外に派遣される駐在員と、現地に拠点がある企業に雇われる現地採用です。

 私は自由度が高そうな現地採用を探していたので、エージェントも現地エージェントに登録しました。

2019年9月からエージェントに登録して相談をし、面談や面接を経て11月29日に内定が出ました。

以下はそれまでの時系列の記録です。

海外就職活動開始初月【エージェント・情報探し】

最初に検索して登録したのが、マレーシアの現地エージェントの桜リクルート社 でした。

2019年9月に早々に登録したものの、渡航できるのが2020年2月以降だったので早すぎて、色々紹介してもらいましたがまた改めて11月くらいに相談することになりました。

海外就職活動2か月目【エージェントと面談】

視野を広げるため何社か登録しておこうと思い、具体的な求人を探していると、2019年10月にGJJ という海外就職を扱う会社のサイトにたどり着きました。

こちらでは現地エージェントの紹介と、キャリア相談をしています。

私の場合はカウンセリングをしてもらった結果、現地エージェントを紹介してもらうことになりました。

この時点で、まだフィリピンとマレーシアで迷っていたので、これだけの会社を紹介していただきました。

【マレーシア】

【フィリピン】

エージェントを紹介してもらい、担当者とのオンライン面談が2週間ほど続きました。 

今回面接などを実際に受けて内定につながったのは、Iconic(アイコニック)というエージェントです。

相談の担当の方も実際に就労ビザでマレーシアに滞在しているので、海外就職の先輩として相談できるのがありがたかったです。

この転職の後、別の企業に転職しました。転職活動は自己分析が大切だと実感しています。2023年に行った外資系企業への転職活動についてKindle書籍で紹介しています。

海外就職活動3か月~4か月【面接】

エージェントに登録したのが10月で、2月が渡航予定と少し先だったので、まずは紹介いただいたところに応募して面接に慣れよう、と思い応募しました。

たまたま初めに受けた企業が良かったので、そのまま内定まで進みました。

日系企業の営業職で、今までいた製造業の営業事務・カスタマーサポートなどとは違う業界(メディア・コンサル)でしたが、未経験に近いながらもチャレンジしてみることにしました。

書類選考:10月25日意思表示→即日回答

メールで履歴書・職務経歴書・英文レジュメを送付して書類選考となり、なんと即日で一次面接へ進めるよう案内がありました。

1次面接:11月1日→即日回答

実際に業務を引き継ぐセールスの方との一次面接でした。

・実際に求められるスキル

・私のフリーランスの体験談

などを話しました。

即日、合格の案内があり2次に進めることになりました。

日系企業だったのもあり、日本語での対応でした。

2次面接:11月5日→即日回答

営業担当者さんとセールスのロープレでした。

英会話講師を想定し、お客様へ体験レッスン後にクロージングする設定でした。

ロープレ後は、ここはこうした方がいい、などのフィードバックも頂きました。

落ちたかと思いましたがこちらも朝の面接の後、その日の夕方には合格の連絡があり、スピーディーに進みました。

基本的に日本語のやりとりでしたが、英語力を試されるようなシーンもありました。

最終面接(社長との面談):11月14日→結果連絡11月26日

代表取締役社長との面談でした。

・フレキシブルに動けるか?(東南アジアの国へ適応できる?小さなで色々やってもらう、大丈夫?)

・なぜ海外で就職しようと思ったか

など質問があり、実際の条件面や会社についての説明もありました。

当たり前ですが、社長の説明分かりやすい!海外で起業して来た方は凄いな。と思いました。

こちらは合否が出るまで最終ということもあり、合否までの連絡とオファーレターの手続きに期間がかかりました。

海外就職内定・オファーレター

エージェントから、メールで合格の連絡を頂いたのが11月26日、オファーレターを実際に頂いたのが11月29日でした。

日系の会社なので、日本人と話す時は日本語ですが、ビザの手続きを担当してくれるHR(人事)の担当とは英語でメールのやり取りをしました。

尚、このあとやり取りを続け、ビザが1月下旬に承認され、2月に渡航することになりました。

なので、エージェントに9月登録してから、実際に渡航するまでは5か月弱かかったとになります。

ビザ手続きについてはこちらの記事で紹介しています。

海外就職の決め手になったこと

効率の良さ

日本でも転職活動も繰り返してきた私ですが、海外就職を体感して思ったことは、海外ならではで効率的に選考が進むということです。

会社にもよると思いますが、日本では転職活動をするとき数十社は書類出し、面接も数社同時進行で進めて…など働きながらだとスケジュール管理も大変でした。

ただ、この点は日本の転職活動よりも活動量はハードではありませんでした。

実際に応募しているだけでも大きなハードルは超えているのかもしれません。

実際に面接を受けながら、スピード感と効率の良さを体感しました。

なので、「ほとんど残業なく定時で終わります」という連絡にも嘘臭さがなくそのまま受け止められました。

マレーシアでの文化についてのこの記事は本ブログでも人気の記事です。

一緒に働きたいと思うかどうか

担当の営業の方には今までの経歴や体験談を親身に聞いていただいて、「それがお客様への姿勢でもあるんだ!」と好印象をもてたことで、内定受諾まで踏み切れました。

社長の説明が分かりやすくて「この人すごい!」と思ったことなどが就職の決め手の一つになりました。

エージェント以外の人からの客観的な意見

今回の海外就職の活動が、あまりにもスピーディーに進み、一時期少し戸惑っていました。

タイミングって大事っていうけど、じっくり考えることも大事。今はどっち?

 こちらもたまたま、きっかけがあり、X(当時のX(当時のTwitter))で繋がっていた海外就職に詳しい方に、オンライン面談で今受けている企業について相談に乗って頂きました。

自分一人だとその会社での生活とか、仕事内容など視野狭くなってしまいいがちです。

 ・その会社で働いた後はどんな選択肢があるか

・その会社を辞めたとしても、業界や仕事内容が潰しがきくかどうか

このような点を整理でき、目先だけでなく将来について考えられました。
エージェントの使いこなし方についても、第三者目線でアドバイス頂けてよかったです。

エージェントは営業職でもあり、お客さんに転職すると成績になるので、いいことばかり言ってくる場合もあります。

未来も見据えて第三者から客観的に見て欲しい時、相談する相手がいると安心です。

SNSでは現地にいる方と繋がったり、Youtubeなどでは現地の様子を発信している人と簡単に繋がることができます。

海外就職をリアルに実感するためにも、SNSでの交流はおすすめです。

まとめ

  • 海外就職には、日本に拠点のある企業に雇われて海外に派遣される駐在員と、現地に拠点がある企業に雇われる現地採用の2つがある。
  • 現地採用の場合は、海外現地に拠点のあるエージェントに登録することもできる。
  • エージェント以外にも、海外在住の日本人や海外就職経験者に話を聞くとアドバイスがもらえることがある。
  • 内定の連絡からビザの手続きをして渡航までは3-4か月が目安。

この記事を見ていただいた方、海外に出ようと考えている方に参考になれば嬉しいです。

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この記事を書いた人
みにさき

大学生まで海外に出たことがない、世間知らずな一人娘。

オーストラリアのパースにワーキングホリデーに行き、住み込みベビーシッターなど全くの英語環境で悪戦苦闘しながらも1年滞在。
帰国後に受けたTOEICのスコアは渡航前より300アップ。

その後は日本で英語を使用する仕事を軸に、メーカーから接客業、派遣社員からフリーランスまで幅広い仕事を経験する。

再度海外に住みたい思いが強くなり、海外就職を決意し、マレーシアへ移住。

現在はフルリモートの外資系企業で働きながら、海外就職や女性のキャリアについてブログやSNSで発信中。

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